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2008年3月

2008年3月29日 (土)

老齢期の食餌 1

近年ペットは食餌事情・医療等の向上により、寿命も以前に比べてグッと長くなりました。一般的に大型犬は平均8〜10歳、小型犬は15歳前後と言われています。それぞれ老犬と言われるのは大型犬は5歳、小型犬は7歳からと寿命の約半分を老齢期として過ごすことになります。

加齢とともに筋肉量や基礎代謝率が徐々に低下し、体温も下がってきます。動きも若い頃に比べて緩慢になり、皮下脂肪も増えてきます。このような体の変化によって必要とするエネルギー量も減ってきます。一日に必要なエネルギー量は若いころに比べて12〜13%減少すると言われています。ですので成犬期と同じ食事内容、同じ量を与えると必然的に太ってしまうのです。通常肥満の犬にはダイエットが必要ですが、高齢期の犬にダイエットをさせる際はきちんと獣医師に相談し、計画的にながい期間をかけて行うことが望ましいです。なぜなら老齢期は内臓疾患の現れやすい時期でもあるからです。

老齢期には甲状腺の疾患、泌尿器系の疾患(腎臓含む)、関節疾患、心臓疾患、代謝異常などを起こしやすいので与えている食餌の内容を成犬期と比べ見直す必要もあります。たとえば腎疾患や心疾患を患っている犬には食塩の含有量が多いフードを与えることは好ましくありません。

つづく