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2007年3月

2007年3月19日 (月)

ペットフードのリコール

ペットフードのリコールについて
日本にはたくさんのペットフード輸入されています。ペットフード輸入量第2位のアメリカの製品で以下のようなニュースがでました。以下CNN.co.jp(http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200703180008.html)より抜粋
--------------------------------------------------------------------------------------カナダのペットフード大手メニュー・フーズは17日、北米向けに昨年12月3日から今年3月6日までに出荷した、イヌやネコ向けのペットフードをリコールすると発表した。米国で、同社のペットフードを食べたイヌやネコの腎不全が相次いで報告され、約10頭が死亡したためとしている。

リコール対象となっているのは、49銘柄のドッグフードと41銘柄のキャットフードで、米小売り大手ウォルマートなどのブランド名で発売されている6000万個に達する。

リコール対象の製品にはすべて、新しい供給元から購入した小麦グルテンが含まれているという。

腎不全などに陥ったイヌ、ネコの総数は明らかになっていない。また、同社の製品とペットの疾患に、直接的な関連があるかどうかも分かっていない。しかし、同社の親会社メニュー・フーズ・インカム・ファンドは「何が起こっているのか、把握できていない」として、大量リコールに踏み切った。

メニュー・フーズ社は米食品医薬品局(FDA)にリコールを報告。FDAは、同社工場への立ち入り検査などに着手した。
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ということで、日本でも有名なペットフードがリコールの対象になっているようです。以下のURLでリコール対象品がわかります。http://www.menufoods.com/recall/product_dog.html気になる方は一度ご覧ください。何が原因なのか、早急に原因の追及をしてもらいたいものですね。

2007年3月 8日 (木)

ドッグフードとキャットフードの違いって?

 近ごろはいろいろなペットフードが売られていますが、そのほとんどは犬用または猫用です。他にフェレット用とかウサギ用などのエキゾチックアニマルのものもありますが、ここでは特にドッグフードとキャットフードについて。

「ドッグフードとキャットフードどこが違うの?」
「うちのワンちゃん、キャットフードが好きでいつも食べさせてるけどだいじょうぶかな?」
と思ってる人もたくさんいるかと思います。今回はそんな疑問にお答えしましょう。

 まず犬と猫の違いから考えてみます。人間に飼われる前まで、犬は集団で生活をしていました。食事といえば、自分たちより体の大きな動物を仲間といっしょに追いかけて捕まえ、みんなで分けて食べていました。それとは逆に、猫は単独で生活をし、ネズミなど小さな生き物を自分で捕らえ自分で食べていました。

 犬が食べ物を土に埋めて保管する習性を持っているのは、捕った獲物が大きくて余ったときあとからでも食べられるようにするためです。これで、獲物が捕れなかったときでも保管したものを食べればいいわけです。その習性がいまだに犬には残っていて、犬のハウスの中にたくさんの骨ガムが隠されているなんてことがあるのもこの名残だといわれています。

 反対に猫は、ひとりで狩りをするため、獲物は自分より小さくそして確実に捕れなければなりません。また1日に必要なエネルギーを取るためには1匹の獲物では不十分なので何匹も獲物を捕らなくてはなりません。そのためいまだに猫は食事を数回に分けて食べる習性を持っています。また、猫は新鮮な食べ物しか口にしません。冷たい食べ物も嫌いなようです。だいたい、の体温と同じくらいもしくはそれよりちょっと冷たいくらい食べ物を好む傾向にあります。猫がごはんを食べたがらないときは少し温めてあげると食べるかも知れません。

 このように犬と猫は習性の違いから必要な栄養素の摂りかたが異なっています。たとえば、肉食動物である猫は、雑食動物になった犬とは違い、植物から摂ったカロテンをビタミンAに変換することができません。また、猫はタウリンやナイアシンを肉から摂取していたので体内でそれらを合成することができません。なので、キャットフードにはビタミンAやタウリン、ナイアシンが添加されています。その他にもリノレン酸やアラキドン酸などの必須脂肪酸が猫には合成できないので、キャットフードにはこれからが添加されています。

 犬と猫では、代謝や必要な栄養素が異なっています。たとえば、猫にドッグフードを与えつづけると目に障害が出るといわれています。これは、タウリンを合成できないネコがタウリンを含まないドッグフードを食べ続けることによって起こってしまう栄養障害です。一時的に食べることは問題ないと思われますが、やはり長期間与え続けると何らかの障害が出てくると考えられています。

ワンちゃんには犬用、ネコちゃんには猫用のフードをそれぞれ与えることが望ましいですね。


☆ブログ内の用語☆

※カロテン…体内に摂取されるとビタミンAになる植物性由来のもの。ビタミンAは目や皮膚の健康を保つために必要な栄養素。

※※タウリン…ネコにとっては必須アミノ酸。主に消化や神経伝達物質として作用する。

※※※ナイアシン…ビタミンB3とも言われる水溶性ビタミン。脂質やタンパク質や糖質などの代謝に欠かせない。神経系や循環系の働きを促進させる作用もある。

※※※※リノレン酸&アラキドン酸…必須脂肪酸の一種。必須脂肪酸とは、読んで字の如く絶対必要な脂肪酸のこと。欠乏すると神経伝達系や循環系に悪影響を及ぼす。ちなみに、ヒトや犬はリノール酸という必須脂肪酸からリノレン酸・アラキドン酸を合成することができるといわれています。